2020年4月1日2021年12月24日資産運用

資産運用しよう!初心者必見の基礎知識&おすすめの運用方法とは?

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少子高齢化によって社会情勢が変化し、働き手不足によって外国人労働者の受け入れ拡大措置を行うなど、日本の先行きの不透明さに不安をもつ方もいるでしょう。このような背景から、近年では「資産運用」が注目を集めています。「資産運用をしたい」と思っても、どのような運用方法がよいのか分からないという方も多いのではないでしょうか。
そこでこの記事では、初心者の方必見の基礎知識や、おすすめの運用方法を解説します。初心者の方でもリスクが少なく、始めやすい資産運用を知ることが可能です。ぜひチェックしてみてください。

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【初心者向け基礎知識】資産運用の意味と2種類の運用方法

ニュースや新聞などで「資産運用」という言葉を頻繁に聞いていても、資産運用の詳しい意味は分からないという方もいるのではないでしょうか。まずは資産運用の意味と、2種類の運用方法「貯蓄」と「投資」について知識を深めましょう。

資産運用とは?

資産運用とは、保有している現金、株、不動産などの資産を管理または運用して、将来に向けて資産を増やすことです。資産運用というと特別なイメージをもつ方もいるかもしれませんが、日常の中でも資産運用を行っているケースもあります。たとえば保険も資産運用のひとつです。もしものときに備えて、保険に加入している方も多いでしょう。
子どもの「学資保険」に加入している方もいるかもしれません。学資保険は、一定期間お金を積み立てる貯蓄型の保険です。満期になるまで毎月保険料を払い続けると、満期時に積み立てた額以上のお金が受け取れる場合もあります。
資産運用は特別なものではなく、誰もが行えるのがポイントです。資産運用は普段の生活とも密接な関係をもっています。

資産運用の方法1.貯蓄

資産運用の方法として、「貯蓄」があります。貯蓄は銀行に預金をするなどして、お金を蓄えて増やすことです。
貯蓄は基本的に銀行口座にお金を預け入れますが、預け入れる銀行口座には種類があります。資産運用をしてお金を増やすことを目的とする場合、「普通預金」「定期預金」「貯蓄預金」などの銀行口座で貯蓄をするのがおすすめです。
普通預金はベーシックな口座といえ、預け入れや引き出しが自由に行えます。金利は低めですが、いつでもお金を出し入れできる利便性が特徴です。定期預金は1年後や3年後など、期間を決めて預け入れを行う口座であるため、定めた満期日までお金の払い戻しはできません。しかし普通預金よりも金利が高く、収益性の高い預金といえます。
貯蓄預金は定められた金額以上の残高があると、普通預金よりも金利が高くなるケースが多いのが特徴です。お金の出し入れも自由で、利便性の高さもあります。

資産運用の方法2.投資

投資とは、株式や投資信託などに利益を見込んで資金を投入することです。詳しくは後述しますが、投資には「リスク」と「リターン」が存在します。投資の種類によって特徴は大きく異なるため、自分の目的に合った種類を選んで投資を行いましょう。

株式投資

株式会社の発行する株を株価が安いときに購入し、株価が高いときに売却した際の差益を得る投資です。

投資信託

投資家から資金を募り、運用の専門家である「ファンドマネージャー」が投資家の代わりに資産運用を行います。投資した資金の額に応じて、利益が分配される仕組みです。

個人向け国債

個人投資家向けに発行される国債を購入します。満期は3年、5年、10年から選べ、年に2回利子を受け取れるのもポイントです。

【初心者向け基礎知識】資産運用におけるリターン&リスクとは?

資産運用は、将来の蓄えを増やす、より豊かな生活を送るなどの重要な役割を果たします。よりよい未来を得るためにも、資産運用の「リターン&リスク」について理解を深めることが重要です。リターンとリスクの関係性をしっかりと把握して、資産運用の成功確率をよりいっそう上げましょう。

資産運用の「リターン」とは?

資産運用における「リターン」とは、資産運用を行うことで得られる収益のことです。得られるリターンは、投資の種類によって異なります。大きなリターンを得られる種類もあれば、小さなリターンしか得られない種類もあるのが特徴です。

市場は、常に変動を続けています。わずかな価格変動であったり、大きな価格変動であったりとさまざまです。僅かな価格変動ばかり起きる投資であれば、リターンは小さくなります。反対に、大きな価格変動が起こりやすい投資であると、大きなリターンを得られる確率が上がるのが一般的です。
一見すると、リターンが大きい投資のほうが圧倒的によく見えるかもしれません。しかし、リターンが大きければ「リスク」も高くなるため、一概にリターンが大きいほうがよいとも言い切れません。

資産運用の「リスク」とは?

資産運用においてのリスクは「結果が確実でないこと」を意味する言葉です。具体的には「リターンの振れ幅」のことを指します。
リターンの振れ幅は投資の種類によって大きく異なり、振れ幅が大きいものから小さいものまでさまざまです。振れ幅は市場の値動きによって発生します。市場での値動きが活発なものは、振れ幅が大きくなりがちです。市場での値動きが少ないものは、振れ幅が小さい状態となります。
リターンの振れ幅が大きいほどリスクが高く、振れ幅が小さいほどリスクは低いと判断できるでしょう。投資の種類を選ぶときは、自分が許容できる範囲内の振れ幅であるかを確認しましょう。

リターンとリスクの関係

リターンとリスクには深い関係があります。「リスクが低い」という状態はリターンの振れ幅が小さいため、「大きな損はないが、大きな収益を得られることはない」状態です。
「リスクが高い」という状態はリターンの振れ幅が大きいため、「大きく損をする可能性はあるが、大きな収益を得られる可能性もある」状態となります。このように、リターンとリスクは密接な関係をもっているのがポイントです。
「リスクは避けるものである」という考えである場合、大きなリターンを得るのは困難といえます。リターンとの兼ね合いとしてリスクを見ることが重要です。株式や投資信託など、投資の種類によってリターンとリスクの大きさが異なるため、自分の目的に合った種類を選びましょう。

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資産運用初心者が知っておきたい注意点

資産運用は、うまく利用すればより豊かな生活を送れるようになります。しかしメリットがあればデメリットもあるように、注意点はしっかりと把握しておきましょう。

把握しておきたい注意点は、「資産運用の目的の明確化」「資産運用のリスクを理解」「額に関係なく運用する」「目的や予算に合わせて運用を行う」の4つです。こちらでは、4つの注意点を詳しく解説します。

資産運用の目的を明確にする

資産運用を始める前には目的を明確にしておきましょう。いつまでに、どのくらいの資産を用意したいのかなどの目的を決めて、目的を達成できるような商品を探すことが重要です。
たとえば結婚資金として利用するために、2年~3年で50万円ほどの資産を得たいなどの目標を立てます。2年~3年の期間の場合、比較的短期で行う投資を選ぶのがポイントです。短期で50万円近い資産を得る場合、株式などのハイリターンの投資が向いています。
50歳近辺で「定年退職後の生活の足しにしたい」という場合は、ローリスクローリターンでじっくり資産運用できる貯蓄や国債などを選ぶのがおすすめです。このように、自分の目的から商品を選定しましょう。

資産運用のリスクを理解する

資産運用は、確かに生活を豊かにする力を秘めています。しかし、大なり小なりリスクがあることを把握しなくてはいけません。よい点も悪い点もしっかりと理解してから資産運用を始めましょう。なるべく損失を出さない資産運用をするためにも、分散投資などのリスクヘッジが必要です。
雑誌やインターネットなどで見かけるような、「サラリーマンが副業で1億円稼いだ」などのうたい文句が気になってしまうこともあるかもしれません。しかし、資産運用にはよい点だけではなくリスクが存在することをきちんと理解して、うまく資産運用ができるように計画しましょう。

額に関係なく運用することが重要

投入する額にこだわらずに、運用を始めてみることが重要です。「お金が貯まってから運用を始めよう」と考えて引き延ばしていると、自分の納得できる金額が貯まるまで時間を要し、よいタイミングを逃してしまうかもしれません。

少額であっても資産運用を開始すれば、少しでもリターンが見込めます。資産を得ることだけではなく、少額でも資産運用を始めることで早くから実戦経験を積めるのもポイントです。
スポーツや仕事でも同様ですが、頭の中で理論を組み立てていても実戦ではあまり役に立たない場合があります。「机上の理論」を展開するのではなく、できるだけ早く実戦での経験を積み、スムーズな資産運用をできるように知識を蓄えておきましょう。

資産運用初心者へのおすすめは「投資信託」と「国債」

資産運用は、貯蓄をしたりさまざまな投資をしたりと、多くの方法で行えます。それぞれでリスクやリターンの大きさ、特徴などが大きく異なるため、資産運用初心者であるとどれを選べばよいのか迷ってしまうかもしれません。
資産運用初心者の方には、「投資信託」や「国債」をおすすめします。こちらではおすすめの理由を解説するので、ぜひ参考にしてください。

プロに運用を任せられる「投資信託」

資産運用初心者におすすめなのが、プロに運用を一任できる「投資信託」です。投資信託は、投資家から募った資金を資産運用のプロが運用し、発生した収益を出資金の額に応じて再分配します。
投資家は、自分で投資する銘柄を選ぶ必要はありません。企業の業績や売上、市場の今後の見通しなども、すべて資産運用のプロである「ファンドマネージャー」が行います。資産運用初心者で投資の経験がなかったとしても、安心して任せられるのが魅力です。
通常、リスクヘッジで分散投資をする場合、いくつもの商品や銘柄に分けて管理を行う必要があります。投資信託は、ファンドマネージャーへ出資することで手軽に分散投資を行えるものです。初心者にとっては投資が成功する確率が上がるため、おすすめの運用方法といえます。

低リスクで始めやすい「国債」

国債はリスクが低いために初心者でも始めやすい投資です。国債は国に対してお金を貸し出し、利息を受け取ることで資産を増加させます。
国債には元本保証が付いているため、国が破綻するような事態にならなければ、元本割れの恐れがありません。そのため、数ある投資の中でもトップクラスにリスクの低い商品です。初心者の方でも、失敗を恐れずに投資しやすいのがポイントといえます。

国債の満期は3年、5年、10年の中から選べるので、中長期で腰を据えてじっくりと投資をしたい方にもおすすめです。ただし、ローリスクであるためローリターンでもあります。「短期間で大きな利益を得たい」という方には向いていない投資方法なので理解しておきましょう。

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「株式投資」や「FX」は難易度が高いため注意が必要

資産運用で有名な商品として「株式」や「FX」があります。メジャーであるため、初心者の方でも最初に手を出したくなるかもしれませんが、難易度が高いので注意しましょう。
難易度が高い理由としては、株式投資は「情報収集や見極めが重要」、FXは「レバレッジがかかる」ためです。こちらでは、それぞれを詳しくご説明します。

情報収集や見極め必須の「株式投資」

株式投資は、情報収集や見極めが重要な要素といえる投資です。特に初心者であると、どの企業が成長するかを見極めるのは難しいでしょう。
株式投資は、基本的には企業が発行する株式の価格が安いときに購入し、価格が高くなったときに売却して発生する差益によって利益を得る方法です。株式を保有していると、企業の利益の一部を受け取れる「配当金」も得られますが、よりまとまった利益を受けられるのは売却益といえます。

株価の上昇は、企業の成長によって発生するのがポイントです。そのため、どの企業がこれから成長していくのかの情報収集をして見極める必要があります。しかし投資経験がほとんどない初心者であると、成長する企業を見極めるのは困難でしょう。
企業の成長の見極めができないと、株式を買ったのはよいものの、株価が上がるどころか下がっていく恐れもあります。万が一、投資した企業が倒産したときのショックは計り知れません。企業の成長が見極められないと大きな損失につながることもあるため、株式投資は難易度が高い投資といえます。

レバレッジがかかる「FX」

FXの場合、現在の資産額よりも大きな額を投資できる「レバレッジ」があるため、資産を失うリスクがあります。
FXとは、2国間通貨を売買することで発生する為替差益によって利益を上げる投資です。レバレッジとは、元手の最大25倍まで取引金額を上げられるシステムであり、少ない資金で大きな利益を上げられる可能性があります。
一方で、元手以上の金額を投資したことにより、大きな損失を出してしまう恐れもあるので注意が必要です。FXは変動幅が大きな投資といえます。FXを始めて短期間で、一瞬のうちに資産を失うケースもあります。FXを行うのであれば、まずはほかの投資で十分な経験を積んでおき、余剰金で投資をするのがおすすめです。

まとめ

資産運用の方法としては貯蓄と投資があり、どちらかを選んで運用します。貯蓄の場合はリスクが低い分安心できますが、その分リターンも少ないので得られる利益は少なくなりがちです。
投資は株式や投資信託などさまざまな商品があり、リスクやリターンの大きさも異なります。資産運用を初めて行う場合は、さまざまな不安がつきものです。不安があれば、資産運用の専門家に相談して解決しましょう。
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芦田ジェームズ 敏之

【代表プロフィール】
資産規模100億円を超えるクライアントの案件を数多く抱えてきた異彩を放つ経歴から、「富裕層を熟知した税理士」として多数メディアに取り上げられている。培った知識、経験、技量を活かし、富裕層のみならず幅広いお客様に税金対策・資産運用をご提案している。
また、Mastercard®️最上位クラスで、富裕層を多く抱えるクレジットカードLUXURY CARDの 「ラグジュアリーカード・オフィシャルアンバサダー」に就任。日米税理士ライセンス保有。東京大学EMP・英国国立オックスフォード大学ELP修了。紺綬褒章受章。
現在は代表税理士を務める傍ら、英国国立ウェールズ大学経営大学院に在学中(MBA取得予定)。

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