2024年11月16日2024年11月26日資産運用
正直みんな貯金どのくらいある?年代別の金額や増やす方法も解説
「貯金をしよう!」といわれても、実際どのくらい貯金すればいいのかわからない方も多いのではないでしょうか。
また、正直みんなはどれくらい貯金しているのかが気になる方もいるでしょう。
そこでこの記事では、年代別の貯金額を紹介します。
お金を貯めるおすすめの方法や資産を増やす方法も解説するため、本記事を読めば明日からあなたもしっかりと金融資産を増やせるようになるでしょう。
「他人と比べて貯金ができているのか不安」「貯金を増やしたい」という方は、ぜひ最後までご覧ください。
※本記事の記載内容は2024年10月現在のものです。
目次
貯金の平均値|年代別
「家計の金融行動に関する世論調査(令和5年)」をもとに、年代別の貯金の平均値を紹介します。
自分の年代はどのくらいの貯金を持っているのか、自分と比べてどうなのか確認していきましょう。
20代の貯金額
20代の貯金額は、次の表のとおりです。
貯金額 | |
---|---|
単身世帯 | 65万円 |
2人以上世帯 | 105万円 |
※金融資産を保有していない世帯を含む
いずれの世帯も、各年代の中で一番貯金が少ない結果となりました。20代はまだ給料が低く、貯金を始めたばかりの方も多いため、貯金が少ない傾向があります。
30代の貯金額
30代の貯金額は、次の表のとおりです。
貯金額 | |
---|---|
単身世帯 | 289万円 |
2人以上世帯 | 286万円 |
※金融資産を保有していない世帯を含む
30代は、20代よりも大幅に貯金が増えています。給料が増加したことに加え、結婚や住宅の購入といったライフイベントに備える方が増えることが影響していると考えられます。
40代の貯金額
40代の貯金額は、次の表のとおりです。
貯金額 | |
---|---|
単身世帯 | 275万円 |
2人以上世帯 | 361万円 |
※金融資産を保有していない世帯を含む
単身世帯では、貯金の減少がみられました。投資にお金を回すようになったり、趣味を楽しんだりする方が増えたことが影響していると考えられます。
一方2人以上世帯は、子どもの学費などまとまったお金が必要になることがあるため、引き続き貯金を続けている方が多いと予想できます。
50代の貯金額
50代の貯金額は、次の表のとおりです。
貯金額 | |
---|---|
単身世帯 | 510万円 |
2人以上世帯 | 472万円 |
※金融資産を保有していない世帯を含む
40代と比べて、貯金が大幅に増えています。これは、50代になると管理職になるなど給料が上がるケースが多いことから貯金が増えていると考えられます。
また、家庭によっては教育費が落ち着き出す年代でもあるため、余ったお金を貯金に回す世帯が増える影響もあるでしょう。
60代の貯金額
60代の貯金額は、次の表のとおりです。
貯金額 | |
---|---|
単身世帯 | 637万円 |
2人以上世帯 | 885万円 |
※金融資産を保有していない世帯を含む
一番貯金が多い年代です。老後への準備として貯金しているケースが多いでしょう。
また、年齢が上がると食費などの生活費も上がりにくく、住宅ローンも完済している方が増えます。結果として、貯金に回すお金が増えるのだと予想できます。
貯金の中央値|年代別
次に「家計の金融行動に関する世論調査(令和5年)」をもとに、年代別の貯金の中央値を紹介します。
中央値は、データを順番に並べていったときに、ちょうど真ん中にくる値のことです。一方平均値は、極端に大きな値があると大きく上がってしまい、現実とはやや乖離した結果を招くことがあります。
貯金も同様で、平均値は貯金が多い方が数値を大幅に引き上げています。実際、各年代の真ん中の方はどれくらい貯金しているのかみていきましょう。
20代の貯金額
20代の貯金額は、次の表のとおりです。
貯金額 | |
---|---|
単身世帯 | 9万円 |
2人以上世帯 | 30万円 |
※金融資産を保有していない世帯を含む
中央値をみると、20代はほとんど貯金ができていないといった実態が浮かび上がってきます。特に単身世帯は真ん中の方で9万円なので、多くの方が貯金できるほど余裕がないのではないかと予想できます。
30代の貯金額
30代の貯金額は、次の表のとおりです。
貯金額 | |
---|---|
単身世帯 | 100万円 |
2人以上世帯 | 150万円 |
※金融資産を保有していない世帯を含む
平均値と同じように貯金の中央値も30代になると大きく上がります。30代になって給料が上がり、貯金しやすくなるのでしょう。また、ライフイベントに備えて貯金を増やしているとも考えられます。
40代の貯金額
40代の貯金額は、次の表のとおりです。
貯金額 | |
---|---|
単身世帯 | 47万円 |
2人以上世帯 | 220万円 |
※金融資産を保有していない世帯を含む
40代になると、単身世帯の貯金額がガクッと下がります。これは、老後を見越して投資にお金を回すようになる方も増えてくるからだと考えられます。
また、転職で一時的に無収入あるいは収入が低下している可能性もあるでしょう。
50代の貯金額
50代の貯金額は、以下の表のとおりです。
貯金額 | |
---|---|
単身世帯 | 80万円 |
2人以上世帯 | 300万円 |
※金融資産を保有していない世帯を含む
いずれの世帯も貯金額が増えています。平均値とは差がありますが、出世して少額でも給料が増えることが影響していると考えられます。
また、教育費の負担がなくなる世帯も増えるため、増加という結果になったと考えられるでしょう。
60代の貯金額
60代の貯金額は、次の表のとおりです。
貯金額 | |
単身世帯 | 210万円 |
2人以上世帯 | 700万円 |
※金融資産を保有していない世帯を含む
一番貯金をしている世代です。ただ、単身世帯は平均値と中央値で非常に大きな差が生まれています。老後を見越して貯金する方が多いことに変わりはありませんが、富裕層が平均値を釣り上げていることがわかります。
中央値をみると、平均値に惑わされすぎてはいけないことがわかるでしょう。
正直収入の何%の貯金が理想的?
「家計の金融行動に関する世論調査(令和5年)」によると、年間手取り収入からの貯蓄割合の平均は次の表のとおりです。
単身世帯(平均) | 2人以上世帯(平均) | |
---|---|---|
20代 | 18% | 14% |
30代 | 17% | 14% |
40代 | 14% | 12% |
50代 | 14% | 12% |
60代 | 10% | 11% |
いずれの世帯も貯蓄率が20%を超える年代はありません。また、年代が上がるにつれて貯蓄割合が低下している理由は、大きく2つあります。
- 給料が上がるため同じ金額貯金していても割合は下がる
- まとまったお金が必要なライフイベントが減る
ただし、理想的な貯金の割合は収入の20〜30%だといわれています。
平均値だけをみて、他の世帯や自分の年代に当てはまる方が20%も貯金していないから大丈夫だと安心していると、将来後悔する可能性があります。
実際は20%、30%貯金している方も数多くいます。最初の目標は20%、達成できたら30%を目指してみるといいでしょう。
正直貯金ができていない…お金を貯めるおすすめの方法
「理想的な貯金割合はわかったけど、正直貯金ができていない……」という方もいるのではないでしょうか。
実は、お金を貯めるためのおすすめの方法があります。
- 固定費を見直す
- 先取り貯金をする
- 複数の口座を使い分ける
それぞれの詳細を確認しましょう。
固定費を見直す
固定費は、毎月絶対にかかる費用です。たとえば、家賃や携帯料金、ジムやウォーターサーバーの料金などが該当します。
固定費は毎月かかる費用なので、解約したり、プランを安いものに変更したりすることで、確実に支出を減らせます。
また、固定費は高額なものも多いため、見直すことで高い節約効果を期待できるでしょう。
毎月変わらずに支払う固定費を見直すのは、貯金を増やすための第一歩です。
先取り貯金をする
先取り貯金も非常におすすめです。
貯金ができない方の中には、手元にお金があればあるだけ使ってしまう方がいます。
その点、給料が入った時点ですぐに貯金をしてしまえば、強制的に残ったお金で生活することになります。貯金の習慣もでき、工夫もするようになるでしょう。
お金は手元にあれば使いたくなるものです。貯金したい方は、先取り貯金をしてみてください。
複数の口座を使い分ける
貯金をしたいなら、複数の口座を使い分けてください。
一つの口座を使い続けることが悪いわけではありませんが、目の前にお金があるとついつい使いたくなってしまいます。
最低でも2つ、貯金用の口座と生活費用の口座を持つようにしましょう。そして、貯金用の口座には手をつけないようにすれば、自然にお金も貯まっていきます。
余裕が出てきたら、投資に回すためのお金を貯める口座も持つのがおすすめです。
貯金ができたらおすすめの資産運用
おすすめの方法を実践して貯金ができたら、資産運用をしましょう。おすすめの資産運用は、次のとおりです。
- NISA
- iDeCo
- 株式投資
- 投資信託
- 債券投資
資産運用をすることで、効率よくお金を増やしていけます。貯金だけではお金を大きく増やすことは難しいため、それぞれの特徴を把握して自分に適した資産運用を実践していきましょう。
NISA
NISAは、株式や投資信託などの配当金や売却益が非課税になる制度です。本来利益が出た場合は税金がかかりますが、NISAであれば税金がかからないため、利益を丸々残せます。
また、少額から始められるのも魅力です。貯金ができたばかりで多額の資金を投資に回すのは怖いと感じる方も多いでしょう。
少ない資金から始められるかつ非課税での資産運用を考えているなら、NISAがおすすめです。
iDeCo
iDeCoは、掛け金と運用益の合計をもとに将来給付を受け取れる制度です。iDeCoの最大の魅力は、全額所得控除の対象になることです。
資産を増やせるのはもちろん魅力的ですが、iDeCoは節税対策としても使えます。
資産を増やしながら節税対策もしたい場合は、iDeCoへの投資を検討してみましょう。
株式投資
資産運用といわれると最初に思い浮かぶのが株式投資といってもいいほど定番です。
利益を受け取る方法は、売却益や配当益、株主優待とさまざまな種類があるため、自分の目的に合わせて運用していけます。
値上がりで大きな利益を狙うも良し、株主優待で普段の生活を充実させるのも良し、比較的自由に資産運用を進めていきたい場合は、検討してみてください。
投資信託
投資信託はプロに運用を任せられる金融商品であるため、貯金ができた直後の資産運用にぴったりです。
手間がかからないことに加え、500円や1,000円といった少額から始められるのも大きな魅力です。
なるべく資産運用の手間をかけたくないと考える方は、投資信託を選択肢に入れておきましょう。
債券投資
債券は国や地方自治体などが発行するもので、償還日まで保有していると定期的に利子を受け取れます。
また、償還日に額面全額が償還されるというメリットもあります。ローリスク・ローリターンでコツコツ資産を増やしていきたい方にはぴったりの資産運用です。
貯金の割合だけではなく、投資の割合についても詳しく知りたい方は、下記記事も合わせてご覧ください。
投資の割合はどれくらいがよい?貯蓄や収入から投資するポイント
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まとめ:将来に向けて貯金と資産運用を検討しよう
年代別に、貯金の平均値と中央値を紹介しましたが、あくまで目安にしてください。それぞれ置かれている状況は異なるため、平均値や中央値を超えているから絶対に大丈夫だとは言い切れません。
平均値などに惑わされることなく、まずは収入の20%から30%を目安に、将来に向けてしっかり貯金していきましょう。
ただし、貯金しているだけでは資産を効率よく増やしていけません。貯金ができたら、資産運用も行うのがおすすめです。
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現在は代表税理士を務める傍ら、英国国立ウェールズ大学経営大学院に在学中(MBA取得予定)。
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