コラム

企業情報を見る際どこに注目すべきか

2020年8月13日

これから就職・転職活動をする人にとって、企業選びは今後の人生を左右します。中小企業庁の調査(※)によると日本には359万社の企業があるので、そこから自分に合う企業を探すことは大変です。

そこで大切なのが企業情報を見る際に、どこに注目すべきなのかという点です。注目する点がわかっていれば、企業選びがしやすくなると思います。この記事では、企業選びで注目すべきポイントを解説します。これから就職・転職活動をする人は、ぜひ参考にしてください。

※参照:中小企業庁「中小企業白書」:
https://www.chusho.meti.go.jp/pamflet/hakusyo/2019/PDF/chusho/00Hakusyo_zentai.pdf

経営理念が自分に合うか

企業の経営理念は、企業の方向性を示しています。そのため経営理念が合わない会社に入ってしまうと、自分の進みたい方向に進めないことがあります。一方で経営理念が合う会社に入社できれば、仕事にモチベーションをもって取り組める人もいます。

会社説明会などで経営理念を話す経営者の方も多いですが、なぜその経営理念にしたのか、経営理念を突き詰めた先には何があるのか聞いてみるのもいいと思います。企業の方向性を示す経営理念が合うかは、企業を選ぶ上で重要なポイントです。

会社の風土が自分に合うか

会社の風土や人間関係は、働くうえで大切な要素です。特に風土は簡単に変えられるものではないので、企業選びの際に注目しましょう。社内風土を簡単に分けると、ベンチャーなのか大手なのかという分け方ができます。

ベンチャー企業であれば少数精鋭の会社が多いので、社内の結束が強いことが多いです。また設立されてからの年数が少ない会社が多いので、柔軟な対応ができる等の特徴があります。

大企業は歴史が長い会社が多いので、会社独自の風土ができあがっていることが多いです。そのため柔軟な風土が好きな人には、合わない場合もあります。

会社の風土を文字情報だけで読み取ることは難しいので、説明会や面接の際にも注意して確認するようにしましょう。

研修体制で自分が成長できそうか

企業がどのような研修を実施しているかは、今後のキャリアのためにもチェックしておきましょう。そのため研修体制で自分が成長できそうかという点も、事前に確認しておきましょう。

例えば自分が営業のスペシャリストを目指しているのであれば、ビジネスマナー研修をはじめとする営業系の研修が充実している企業の方が成長しやすいです。

自分のキャリアパスも踏まえて、研修体制を確認してみましょう。

新卒・中途採用の割合が自分に合うか

企業の新卒・中途採用の割合から、企業の方向性がわかることがあります。新卒採用を積極的にしている会社は、新卒をじっくり育てて企業のDNAを継承させようとしていることが多いです。

一方中途採用の割合が多い企業は、さまざまなバックグラウンドを抱えた人を積極的に採用しています。その結果さまざまな考え方をもった人が会社にいるため、会社も柔軟な考えになりやすい傾向があります。

新卒・中途採用の割合は、企業の風土に通じる点もあります。新卒・中途採用の割合から、企業の方向性が見えれば、自分に合う会社もわかりやすくなります。

キャリアパスが自分の思い描いているのものか

企業でどのようなキャリアパスが描けるのかによって、今後の人生を左右する可能性があります。そのため自分が入社したらどんな仕事をして、その後どのようなキャリアを描くのかに注目しましょう。

企業によっては会社の先輩と話せる座談会を企画してくれます。自分が思い描いているキャリアを過ごしている先輩がいれば、自分のキャリアパスも描きやすくなります。

まとめ

数ある企業の中から自分に合う企業を探すことは、非常に大変なことです。しかし自分に合った会社で働くことができれば、人生がより充実していきます。企業情報の見るべき点をしっかりチェックして、就職・転職活動では自分に合う会社に巡り合えることを願っています!

会社説明会※現在、開催期間外となります。

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