コラム
人間の性
2021年2月24日

「休みの日になると昼に起きて、ダラダラしていたら1日が終わってしまった。」こうしたことを経験したことがある方も、多いのではないでしょうか。人間は放置しておくと自然と堕落してしまい、これは人間の性(さが)です。
ただいつまでもその性に負けて自分に甘くしてしまうと、堕落し続けてしまい社会になじめなくなってしまうこともあります。ネイチャーフィロソフィーでは人間の性について、どのように考えているのか解説していきます。
放置すると人間は自然と堕落していく
人間は誰でもさぼりたいし、ごろごろしていたいという欲求があります。こうした欲求を受け入れすぎてしまうと自分に甘くなり、どんどんと堕落してしまいます。しかしこうした欲求は人間の性なので、すべてを断ち切ることはかなり難しいです。
それでは堕落しないためにはどうすればいいのかというと、まずはその欲望を自分で理解することです。欲望を自分で理解したうえで、節度を持って日々を過ごしていくことが堕落しない方法ではないでしょうか。
欲望をすべて断とうとするとどうしても無理がきてしまい、その反動が訪れます。そうならないためにも欲望があることは受け入れ、うまく付き合っていきましょう。
大切なのは自分で自分を律する意識
人間の性とうまく付き合ううえで大切なのは、自分で自分を律する意識です。他人の基準で言われてから気をつけていると、意識が後手後手になってしまいなかなか改善されないことが多いです。そのため自分で自分を律する意識をもって、日々の節制をしていくことが大切だと考えています。
休日のリズムを整えると仕事にも反映される
自分を律するためには、仕事の時はもちろん休日のリズムを整えることが重要です。休日は寝て過ごして夜更かしをしてしまうと、生活が乱れ勤務再開後も身体的・精神的な負担が増えてしまいます。こうした負担があると、堕落したいという欲求が強くなってしまい、自分で自分を律することが難しくなってしまいます。
それを防ぐためには、休日の生活を整えることが必要です。社会人になると仕事をしている時間が長くなるので、休日のリズムを作ることが仕事にもいい影響を与えます。休日も平日と同じ時間に起きて、趣味の時間を作ったり家族と過ごしたりすることが、休日のリズムを作る第一歩です。
客観的な視点で自身を把握することも大切
また自分に甘くなってしまう時間がどういう瞬間なのか、客観的な視点で把握しておくことも大切です。例えばお酒を飲みすぎた翌日は、ダラダラした日を過ごしてしまうことが多いとしましょう。その場合お酒の飲みすぎが原因である可能性が高いので、お酒の量をセーブするなどの対策ができます。
自分自身を客観的に把握することで、原因をつきとめ対策をしていく。欲望とうまく付き合っていくためには、こうしたことの積み重ねが重要です。
まとめ
ここまで人間の性について解説しました。人間は放置すると自然と堕落してしまうので、うまく欲望と付き合いながら生活していくことが求められます。そのために休日の生活を見直す、自分自身を客観的に把握するといったことをして、生活リズムを整えましょう。
人間の性とうまく付き合えるようになると、仕事のパフォーマンスも向上し、自分の力を十二分に発揮できるようになると思います。