コラム
戦場と現実主義
2021年5月26日
ビジネスの現場は戦場に例えられることがあります。刻一刻と変化する状況を見つめ、適切な行動をしないと死んでしまう。それは戦場でもビジネスでも同じです。ビジネスの現場は戦場のように非常にシビアなもので、いいことばかりが起こることはまずありません。想定外のことが起こるのは日常茶飯事で、それにどう対処すればいいのか知恵をふり絞る必要があります。
そんな戦場に入った時、どんなことを意識して戦えばいいのでしょうか。こちらの記事では、戦場・ビジネスで大切な現実主義の考え方を紹介していきます。ビジネスの現場で奮闘している方に、少しでもお役に立てたら幸いです。
現実をきちんと受け止め現実的な解決策を実行しよう
ビジネスをしていると自分が想定していないトラブルが起こります。売上が上がるはずだった商品の売上がなかなか上がらない、お客さんから急にクレームがきたなど、刻一刻と状況は変化していきます。中には目をそらしたくなるようなことも起こりますが、その現実をきちんと受け止め現実的な解決策を実行していかなければなりません。
予想していたものと結果が違っても「こんなはずじゃなかった」というところで、思考を止めてはいけません。戦場でそんなことを考える時間はありません。起こった出来事は変えられないので、いつまでもそこに執着しないことが大切です。
状況が悪化しても現実から目をそらしてはいけない
状況が悪化したとしても、決して現実から目をそらしてはいけません。その状況からでも実行可能な解決策をすぐに考えましょう。そしてその解決策を実行できた会社が、その後も生き残っていけます。状況が悪い時こそ、現実から目をそらさず向き合いましょう。
現実主義者は堅実で保守的な視点をもっている
状況が悪化しても現実と向き合うことができる現実主義者は、堅実で保守的な視点をもっています。具体的にはその状況と自分の能力や体力をよく理解したうえで、必要なタスクを洗い出しやるべきことを淡々と実行していきます。
こうした人は落ち込んでいるタイムラグが少なく、実行に移すまでのスピードが早いです。そのため悪化した状況の立て直しが早く、状況を好転させられます。状況が好転すればメンタルも安定してくるので、結果としてよい状況をいち早く作ることができます。
実現可能な解決策を考案するためには数値化・データの可視化が大切
ビジネスをするときには現実を受け止めて、実行可能な策を考えなければなりません。実行可能な解決策を考案するためには、数値化・データの可視化をすることが大切です。数字やデータは客観的な視点で、現実に基づいています。それを無視して感覚だけで解決策を考えようとすると、有効な解決策とならない可能性が高いです。
状況が悪化したときこそ、冷静になって現実の数字やデータと向き合いましょう。そこから実現可能な解決策を考案して実行することが、状況を好転させる近道です。
まとめ
ここまでネイチャーフィロソフィーの「戦場と現実主義」という項目について解説してきました。戦場のような厳しいビジネスの現場では、冷静に現実主義を貫ける会社が生き残っていきます。冷静に数字やデータを分析し、実現可能な解決策を考案する。そしてそれを実行していくことで、戦場を生き抜いていきましょう。