コラム
どんぶり経営
2021年9月1日
毎月の売上や経費を正確に把握していないことを、どんぶり経営と言います。どんぶり経営をして会社の数字があいまいになると、経営判断の根拠もあいまいになり、会社経営の失敗リスクも高まってしまいます。
そしてどんぶり経営は経営にとどまらず、日々の報告などにも応用できます。会社員もどんぶり経営から脱却する意識をもっていると、ビジネスでも役立ちます。今後のビジネスの参考になれば幸いです。
どんぶり経営から脱却しよう
どんぶり経営から脱却するためには、業務をするうえで何をすべきか、期日はいつかなどをリストアップして、可視化する必要があります。可視化することで業務内容を細分化でき、適切な解決策が自然と見えてきます。可視化せずに頭の中だけで完結させようとすると、どんぶり経営から脱却できません。
報告も具体的にする
どんぶり経営と聞くと経営者だけのものに感じてしまうかもしれませんが、会社員の方も意識を持っておくと役立つ場面はたくさんあります。例えば上司に「最近売上どうなの?」と聞かれたとき「いい感じです」と答えていると、どんぶり経営の意識です。
「今月受注は〇件できていて、月末までにあと〇件は受注できる予定です。そのため今月は〇〇万円の売上が見込めます。」といった具合で、具体的な数値がなければ報告とは言えません。
また考えるべきなのは、売上など金銭面に関するものだけではありません。時間もコストと考えて、何に時間を使っているのかを理解することが重要です。無駄な時間を削れれば、その分の時間を他に回せます。
どんぶり経営を脱却すれば余裕をもって仕事ができる
どんぶり経営を脱却して仕事を可視化できれば、時間に余裕をもって仕事ができるようになります。業務後に次の日のタスクをスケジュール帳にまとめる、ToDoリストを作成して優先順位をつけるなど、普段の業務を積極的に可視化をしていきましょう。
日頃から可視化する意識を持とう
どんぶり経営は一見楽そうですが、社会ではコミュニケーションがとても大切です。日頃から可視化して情報を共有することで、改善点や問題点を共有できます。それを会社全体でおこなうことで、社内の連携が円滑になります。
このようにどんぶり経営の意識を社長だけでなく、社員全員が持つことで業務効率化がはかれます。その結果時間コストの削減にもつながり、仕事がスムーズに回るようになります。日頃から可視化する意識をもって、仕事に取り組んでみてはいかがでしょうか。
まとめ
ここまでネイチャーグループの「どんぶり経営」について紹介しました。どんぶり経営から脱却するためには、可視化する意識を持つことが大切です。自分は今何をしているのか、今後何をやっていくのかなど、可視化して周りの人に共有していきましょう。社員1人1人がどんぶり経営から脱却する意識を持つことで、会社はよくなっていくと考えています。