コラム

幸せの青い鳥

2021年9月29日

チルチルとミチルのところに魔法使いがやってきました。 2人に幸せの青い鳥を探すようにお願いをし、 旅にでかけましたが青い鳥は見つかりませんでした。ふと庭を眺めるとそこには幸せの青い鳥がいたのです。

 

フランスのモーリス・メーテルリンクによって書かれた童話『幸せの青い鳥』は、日本でもとても有名で、名前を聞いたことがある人の多いのではないでしょうか。この物語では「今より他にいい人がいる」 「今よりもっといい仕事がある」と他に求めるのではなく、 幸せは身近な自分の心の中にあるということを伝えてくれます。

 

本記事では、幸せの青い鳥から学べる教訓を解説します。童話のお話ですがビジネスに活かせる点もあると思いますので、参考にしてみてください。

青い鳥症候群とは

日本でも有名な幸せの青い鳥は、青い鳥症候群という言葉を生み出しました。青い鳥症候群とは、理想ばかり追い求める人の様子を指します。例えば「自分にはもっと合う仕事がある」と言って、仕事をころころ変える人にも使うことがあります。

 

幸せの青い鳥の物語でも語られていますが、幸せは遠いところを探しても見つかりません。むしろ日常の中にこそ、幸せがあります。また幸せが永続することもありません。自分にはどうしようもできないトラブルに巻き込まれるなど、人生でもビジネスでもアクシデントはつきものです。

今目の前の日常を大切にする

物語の中でチルチルとミチルは、庭を眺めたときに幸せの青い鳥を見つけます。二人は青い鳥を探して過去や未来の国を冒険しましたが、そこで青い鳥は見つかりません。しかしそうした困難を乗り越えた経験から、森や家の中が以前よりも幸福であることに気づき、庭にいる幸せの青い鳥を見つけます。

 

本当の幸せはここにあると気づくときは、何か当たり前だと思っていたものを失い不幸を感じた時になってしまうことが多いです。しかしそうなる前にも、今目の前にある日常を大切にすることで、幸せが見えてくることがあります。一度冷静になって日常を見つめなおしてみましょう。そうすると今の日常が幸せであると気づけるかもしれません。

現実を受け入れ向き合うことが必要

青い鳥症候群にならないためには、現実を受け入れて向き合うことが必要です。それを手に入れたら幸せに違いないという幸せの青い鳥は、どこにもいません。ないものばかり探し求めても、ただ消耗してしまうだけです。

 

そうならないためには今ある現実を受け入れて、今どうすべきか考えていく必要があります。それは決して悲観的なあきらめではありません。幸せは日常の中にあるので、それを見つけるために現実と向き合うことが重要です。

まとめ

ここまでネイチャーグループの「幸せの青い鳥」について紹介しました。幸せの青い鳥は1908年に発表された童話で、100年以上経った今でも名作として語り継がれています。現実を直視せず理想ばかり追い求めると、なかなか幸せを実感できません。

 

そうならないためにも、現実を受け入れ向き合うことが必要です。

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