コラム
キャッシュフロー
2021年10月20日
会社を経営していく上では売上や経費を見ることも大切ですが、同じくらいキャッシュフローも意識しておかなければなりません。キャッシュフローとは現金の流れを意味しており、手元に残る資金を把握するために使われます。
本記事では、ネイチャーグループのキャッシュフローについての考え方を紹介しています。キャッシュフローについて学ぶことは、経営者はもちろん社員1人1人にとっても大切です。今後の仕事に活かせる内容なのでぜひ最後まで読んでください。
現金が入ったらはじめて利益になる
企業の売上は、売掛金として処理されて、後日現金が入ってくることが多いです。現金が入ってはじめて売掛金が回収され、会社の利益になります。経営はすべてキャッシュフローを考えておこなわなければなりません。個人の営業や部門にまで視野を広げ、できるだけ資金の回収を早めキャッシュを潤沢に持つことが大切です。
キャッシュフローを把握する大切さ
企業は損益計算書や貸借対照表を使って会社の利益などを計算しますが、これらの資料では手元に残る現金派把握できません。キャッシュフローを計算することで、手元に残る現金が把握できます。
利益はたしかに大切ですが、利益だけしか見ないと現金残高とのズレが生じてしまいます。そうなると最悪の場合、利益は出ているのに現金が支払えないから倒産する、いわゆる黒字倒産に陥ってしまう可能性があります。ビジネスでは入金にタイムラグが生じることが多いので、キャッシュフローを把握して支払いが滞りなくおこなえるのか考える必要があります。
契約=ゴールではない
必死に営業をして契約にたどり着くと、それがゴールだと感じてしまうことがあります。しかし契約はゴールではありません。契約内容によっては、キャッシュが一年後に入る場合もあります。契約後もキャッシュが回収されるまで、見届け・管理する意識を持ちましょう。これは社員1人1人が持たなければならない意識です。
手元に現金が増えるメリット
会社としても手元に残る現金が増えると、経営が安定する上、万が一のトラブルにも対応できるようになります。例えば取引先が急に倒産をしてしまったとしても、現金があれば持ちこたえられます。一方現金がないとその後の支払いができず、連鎖倒産になってしまいます。
このように手元に現金が増えるメリットは多くあります。社員1人1人がキャッシュフローに対する意識を持ち、会社が円滑に回るよう協力していく環境を作っていきましょう。
まとめ
ここまでネイチャーグループの「キャッシュフロー」について紹介しました。売上や利益を追うことに必死になっていると、ついついキャッシュフローに対する意識が薄れてしまうことがあります。しかし現金がなくなることは、イコール会社が倒産するということです。それをあらためて考える機会になれたら嬉しいです。
契約はゴールではなく、現金を回収してはじめて会社の利益となります。1人1人がしっかりとキャッシュフローについて意識を持つことで、経営が安定し安心して働ける会社作りになると思います。