近年、お金を貯めたり、運用したりして資産を増やす資産形成に注目が集まっています。実際に、資産形成はこれからの時代を生き抜いていく上で、非常に重要です。
しかし、資産を増やすことばかりに意識を向けていると、いざという時に資産を守れません。最悪の場合、大きく資産を減らす可能性もあるでしょう。
そこでこの記事では、資産防衛について徹底的に解説します。資産形成を考えるのであれば資産防衛も同時に考える必要があります。
また、資産防衛におすすめの金融商品も紹介するので、資産を守りたいと考える方はぜひ参考にしてください。
資産防衛をする上での考え方
資産防衛を考える上で大切なのは、現金のみで資産を保有しないことです。
「現金が一番信用できるのに……」
このように考える方もいるかもしれませんが、現金のみではこれから来るインフレの時代に耐えられません。インフレとは、物価が継続的に上昇していき、お金の価値が減る状況のことです。
日本は、現在インフレ率2％を目指しています。簡単にいえば、毎年2％ずつ物価が上がっていく状態を目指しており、実際に2023年には平均で3.1％以上物価が上昇しました。
ちなみに、インフレ率2％が今後も続いていくとすると、現在の100万円は20年後には67万円程度になってしまいます。
つまり、現金を今まで通りに貯金していると、いつのまにか現金が半分程度まで減っている状態になりかねません。
よって、資産防衛する上で現金のみは非常に危険です。
資産防衛するなら必ず分散投資をしよう
「じゃあ資産を守るためにどうしたらいいの？」と思われる方も多いでしょう。
資産防衛するなら、必ず分散投資をしてください。分散投資とは、資産や地域、タイミングなどを分けて投資する方法です。
たとえば、現金だけではなく不動産投資、債券、株式で資産を保有します。さらに、投資するタイミングを分けることも分散投資です。
分散投資すると、仮に一つの資産価値が下がってしまっても他でカバーできるため、資産の大幅な減少を防げます。
一つに集中投資している場合、その資産の価値が下落してしまったら大きく資産を失うことになりかねません。
資産防衛は、資産を守るためにリスクを抑えるのが重要です。そのため、分散投資は必須です。
資産防衛で考えたい金融商品7選
資産防衛で考えたい金融商品は、大きく7つあります。
- 不動産投資
- 太陽光発電投資
- 債券
- 外貨預金
- 国内外株式
- 投資信託
- 金投資
資産を守りながら運用していきたい方は、ぜひ参考にしてください。
不動産投資
不動産投資は、毎月の家賃収入を得ながら資産を増やしていく手法です。
インフレに伴って物件価格が上昇する傾向があるため、現金のように価値が目減りする可能性は低いといえます。
そのため、インフレに強い資産の一つとして認知されており、資産防衛するなら検討したい投資先です。
また、金融機関からの融資を活用して投資できるため投資効率の高さを期待できるほか、相続税の節税効果を得られるなど、さまざまな魅力があります。
太陽光発電投資
太陽光発電投資は、電気を電力会社に売却して売電収入を得る方法です。
インフレにより物価が上昇すれば電気代も上がるため、必然的に売電価格も高くなる可能性があります。
また、設備の購入費用、点検や修理などのメンテナンス費用を経費として計上できます。
そのため、節税対策としても有効です。資産の目減りを防ぎながら、収入を得たい場合は検討しましょう。
債券
債券は、国あるいは企業が投資家から資金を集めるために発行する有価証券で、リスクの低い資産だといわれています。そのため、資産防衛には最適な投資先だといえるでしょう。
債券の魅力は、収益が安定することと償還日に元本が返済されることです。
たとえば、固定利付債なら利子を受け取る時も金利の影響を受けずに済みます。一気に資産が増えることはないですが、一気に資産が減るというリスクもほとんどありません。
資産を守りながらコツコツと収益を上げたい方に向いています。
外貨預金
外貨預金は、日本円ではなくドルやユーロといった外国の通貨で預金することです。そのため、インフレにより日本円の価値が低くなることに対してのリスクヘッジとして有効です。
また、日本よりも金利の高い国の通貨を預金すれば高金利も見込めます。
「いきなり不動産投資や太陽光発電投資は怖い。でも、日本円で持っていてお金の価値が下がるのも嫌。」という方は、外貨預金を検討しましょう。
国内外株式
国内外の株式を保有するのも、資産防衛策としては効果的です。
株式はインフレに強い資産といわれており、インフレ時には価格が上昇する傾向があります。そのため、現金のように資産が目減りしていく可能性は低いといえます。
また、株式は売却益を狙ったり、株主優待を受け取ったりと目的に合わせてさまざまな運用が可能です。
資産を守るだけではなく「売却益も狙いたい」「株主優待を利用したい」という方は、株式を選択肢に入れましょう。
投資信託
投資信託は、資産運用のプロがお金を集めて運用し、得た収益を投資家に分配する仕組みです。
投資対象は株や債券に加え不動産などさまざまですが、プロが運用してくれるため、専門的な知識が少なくても投資できるのが魅力です。
また、投資信託は比較的リスクが低いといわれています。
投資初心者や比較的リスクの低い資産運用から始めたい方は、検討してみてください。
金投資
投資の世界には、戦争や恐慌といった有事の際、金なら安全、金に投資すべきといった意見があります。
直近でいえば、コロナの際も金の価格は上昇傾向でした。
金自体が増えていくわけではありませんが、有事の際に価格が上昇した過去があることを考慮すると、資産防衛のための投資先として有効でしょう。
資産の一部を金として保有しておけば、万が一の時も資産を守れる可能性が高まります。
資産防衛を考えた資産運用ならネイチャーグループへ
「資産防衛を考えているけど、自分一人では不安……」
「資産防衛が大切なのはわかったけど、どの金融商品が自分に合っているのかわからない……」
このような方は、ネイチャーグループにお任せください。
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また、1年間で2,000件以上、累計1万件以上の相談実績があります。そのため、お客様のお悩みをいち早く察知し、スムーズに問題解決できます。
資産防衛を考えた資産運用を検討している方は、一度ネイチャーグループへご相談ください。
まとめ：インフレ時代は資産防衛を考えた戦略を立てよう
日本はインフレ時代に突入しており、今までのお金のルールは通用しません。
インフレ時代を乗り越えるためには、資産防衛を考えた戦略を立てる必要があります。
「資産運用の戦略なんて立てられない……」
このように悩んでいる方は、専門家へ相談しましょう。
私たちネイチャーグループは、資産運用と税に特化したプロフェッショナルです。
日本最大級のコンサルファームであり、それぞれの金融商品の特徴も詳細まで理解しています。そのため、資産を守りながら増やしていく戦略を提案できます。
インフレに不安を感じている場合や自分に最適な資産運用をしていきたい場合は、ネイチャーグループへお気軽にご相談ください。
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