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プライベートバンクの利回りは?日本やスイスなどの金融機関別に紹介

物価が高騰する現代において、自らのお金を守るために資産運用を行う方が増加しています。

さまざまな投資先がある中で、プライベートバンクも選択肢の一つとして考えられるでしょう。

プライベートバンクとは、1億円以上の金融資産を保有する富裕層に集中した金融サービスのこと。膨大な資産を保有している方なら、一度は耳にしたことはあるでしょう。

では、プライベートバンクにお金を預けた場合、一体いくらの利回りが期待できるのでしょうか。

そこでこの記事では、プライベートバンクの利回りについて、一般的な銀行との違いも含めて解説します。プライベートバンクの活用でお悩みの方は、ぜひ参考にしてください。

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プライベートバンクの利回りは年3〜10%が一般的

プライベートバンクに投資した場合、期待できる利回りは年3〜10%が一般的です。

例えば、プライベートバンクに5,000万円を投資するケースで計算してみましょう。もし、年間10%の利回りがある場合は、1年後には5,500万円、3年後には6,655万円を積み立てられます。

もちろん、必ずしも10%で運用できるとは限りません。3%や5%の場合もありますが、比較的高い利回りが見込めるといえるでしょう。

主要プライベートバンク別の期待できる利回りを紹介

続いて、世界各国にある主要のプライベートバンクごとにおおよその利回りを紹介します。

主要プライベートバンクごとに、期待できる利回りを下記の表にまとめました。

金融機関 利回り
日系証券 年5~10%
日系銀行 年5~10%
スイス系商業銀行 年3~8%
スイス系老舗銀行 年2~5%
シンガポール系銀行 年5~17.5%

上記の利回りはあくまでも目安なので、参考程度にしてください。

日系証券

日系証券のプライベートバンクでは、年5〜10%程度の利回りが期待できます。

そもそも日系証券とは、日本国内に本社のある証券会社のこと。比較的、小型案件を多数保有しているケースが多く、さまざまな商品を提案が可能という特徴があります。

株主投資の一般的な目標利益は、年5〜9%に設定されています。よって、期待できる利回りとしては、同等もしくは若干高めといえるでしょう。

日系銀行

日系銀行におけるプライベートバンクの利回りは、年5〜10%が期待できます。

日系銀行は、投資に強みを持つ日系証券と比較すると、取り扱う金融商材は少ない傾向にあります。とはいえ、日系証券と差がなく、年5〜10%の運用が期待できます。

また、日系銀行のプライベートバンクは、相続や事業承継といった税金に強い側面があります。資産運用だけでなく、節税対策を希望する方にも適しているといえるでしょう。

スイス系商業銀行

スイス系商業銀行におけるプライベートバンクの利回りは、年3〜8%が期待できます。

スイスはプライベートバンク発祥の地でもあることから、運用するにあたっての知見と経験が豊富にあるため、投資のレパートリーに長けています。

イメージとして、海外のプライベートバンクは、日本国内と比較して利回りが高いと思われるかもしれません。しかし、スイスのプライベートバンクでは日系と比較しても低い傾向にあります。

そもそも、スイス系商業銀行には、投資銀行が含まれません。リスクは避けながら、安定した運用を行う傾向にあります。

安全性の高い資産運用に適しているといえるでしょう。

スイス系老舗銀行

スイス系老舗銀行におけるプライベートバンクの利回りは、年2〜5%が期待できます。

スイス系老舗銀行は、数百年の歴史を持つ金融サービス。リスクを果敢に取る運用ではなく、保守的な運用を好みます。

よって、他国のプライベートバンクやスイス系商業銀行と比較しても利回りは低くなります。

富裕層の資産管理を専業としており、伝統として受け継がれた安全性の高い運用が期待できるでしょう。

シンガポール系銀行

シンガポール系銀行におけるプライベートバンクの期待利回りは、年5〜17.5%です。

シンガポール系銀行は、積極的なリスクを取った運用が特徴的です。金融規制上、レバレッジを効かせた運用が可能なため、その分他国のさまざまなプライベートバンクと比較して、大きな利回りが期待できます。

スイスのプライベートバンクであるクレディ・スイスが調査した2021年度版「Global wealth report」によると、2020年の富裕層比率は5.5%に及ぶと発表されました。

世界でトップクラスの富裕層率を誇るシンガポールだからこそ、より高い利回りが期待できる要因となっているでしょう。

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プライベートバンクと一般的な銀行の利回りの違いは?

では、プライベートバンクと一般的な銀行の利回りは、どれほど違うのでしょうか。

プライベートバンクと一般的な銀行の利回りを下記の表にまとめました。

プライベートバンク 日系証券:年5~10%
日系銀行:年5~10%
スイス系商業銀行:年3~8%
スイス系老舗銀行:年2~5%
シンガポール系銀行:年5~17.5%
一般的な銀行 年2~8%(投資信託)

実際の利回りは、投資する金融サービスや機関によって異なります。

両者を比較してみると、プライベートバンクの方が高い利回りが期待できるといえるでしょう。というのも、取り扱う金融商品が異なるからです。

プライベートバンクは、一般的な銀行が取り扱う投資信託の他に、発行数が限定された私募投信、海外ならヘッジファンドなど豊富な金融商材があります。

よって、高い利回りでの資産運用を検討する方は、プライベートバンクも視野に入れてみると良いでしょう。

プライベートバンクと一般的な銀行との利回り以外の違い

プライベートバンクと一般的な銀行との違いは、利回りだけではありません。その他にも、主に以下2点の違いがあります。

  1. 手数料
  2. 審査基準

金融サービスを利用するにあたって、手数料や審査基準の把握が大切です。手数料が高いと収益に影響が出ますし、審査基準が厳しいと口座開設さえできません。

以降で、それぞれの違いについて解説します。

手数料の違い

プライベートバンクと一般的な銀行では、手数料に違いがあります。

プライベートバンク 売買手数料(金融商品の取引時に発生する費用)
資産基準手数料(預かり資産に対して発生する費用)
固定報酬(口座を持っているだけで発生する費用)
成功報酬(運用成果応じて発生する費用)
一般的な銀行 売買手数料(金融商品の取引時に発生する費用)
信託報酬(預かり資産に対して発生する費用)

プライベートバンクは、一般的な銀行よりも発生する手数料の種類が多いです。手数料の負担額も大きくなるでしょう。

とはいえ、プライベートバンクごとに手数料の種類、設定金額は異なります。口座開設前に、発生する手数料を事前に確認することも重要です。

審査基準の違い

プライベートバンクと一般的な銀行は、口座開設をする際の審査基準も異なります。

プライベートバンク 金融資産の金額
最低預け入れ金額
職業や仕事内容
国や役所への納税状況
一般的な銀行 特になし
(不正利用やマネーロンダリングが疑われるケースを除く)

一般的な銀行で投資をスタートする場合、口座開設時に金融機関から氏名や住所、職業などの個人情報の提供を求められます。これは、あくまでも本人確認のために実施されるもので、基本的には審査に通過できます。

一方、プライベートバンクの審査は富裕層をターゲットとするため、審査基準は緩くありません。金融資産の金額や最低預け入れ金額、職業や仕事内容、国や役所への納税状況など、申し込み者のステータス等が厳しく調査されます。

つまり、誰でも手軽に口座開設をして、資産運用ができるわけではないので注意してください。

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プライベートバンクで利回りを得るにはいくらから?

プライベートバンクは、富裕層をターゲットとした金融サービスですが、一体いくらから利用できるのでしょうか。

日系のプライベートバンクなら、申し込み者の金融資産額5,000万円以上が目安とされています。海外のプライベートバンクでは、1億円や5億円のように、口座開設のハードルが高めに設定されています。

なお、各プライベートバンクによって、設定される最低金融資産が異なる場合もあります。プライベートバンクの利用を検討するうえで、事前にチェックしておきましょう。

なお、こちらの記事で、5,000万円の資産がある場合のおすすめ運用方法を紹介しています。あわせて参考にしてみてください。

▷5,000万円の資産運用おすすめ5選!ポートフォリオの組み方例も
https://www.nature-inter.com/lounge/7538

資産運用に関するお悩みならネイチャーグループへ

プライベートバンクへの投資は、高い利回りが見込めるものの、審査や最低資産額の基準が厳しく、なかなか利用できません。必ずしもうまくいくとは限らないため、失敗した際のリスクも大きくなります。

そこで、資産運用のプロに相談したほうが大きな失敗を避けられるでしょう。

ネイチャーグループ(税理士法人ネイチャー、株式会社ネイチャーウェルスマネジメント)は、資産運用に特化したコンサルファームです。税務効果なども考慮し、不動産や保険の見直し等、お客様に合った最適なご提案をいたします。これからの資産運用に少しでも不安を抱えている場合は、ぜひ一度ご相談ください。

まとめ:プライベートバンクの利回りは年3〜10%を目安にしよう

プライベートバンクは、富裕層向けの金融サービスであり、利回りの目安は3〜10%とされています。

利回りだけでみると魅力的ですが、審査基準や最低金融資産額の条件など、口座開設をするためには厳しいチェックをくぐり抜けなければいけません。

利用資格はもちろん、リスクとリターンのバランスを考慮しながら自分に合ったプライベートバンクを活用してみてください。

なお、ネイチャーグループ(税理士法人ネイチャー、株式会社ネイチャーウェルスマネジメント)は、国内外問わず相談実績が豊富なコンサルファームです。国内外の最新税務情報を踏まえながら、一人ひとりの目的や状況に合わせた運用手段をご提案します。

「投資に興味がある」「子どものために資産を増やしたい」「まとまった資金があるため、運用をしたい」とお悩みの方、一人ひとりの声にお応えする最適なご提案をいたしますのでぜひお気軽にご相談ください。

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