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ファミリーオフィスと資産管理会社の違いを徹底解説|富裕層の賢い資産防衛術

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「ファミリーオフィス」と「資産管理会社」──これらはどちらも、富裕層の皆様が大切な資産を守り、未来へと引き継ぐために検討される、非常に有効な選択肢です。しかし、この二つの言葉を耳にしたとき、「具体的に何が違うのだろう?」「自分にはどちらが合っているのだろう?」と疑問に感じたことはありませんか?

本記事では、長年、富裕層のお客様の税務・資産に関するお悩みを解決してきた税理士法人ネイチャーが、ファミリーオフィスと資産管理会社それぞれの本質を徹底的に解説。その「違い」を明確にし、あなたの資産状況や目的に応じた最適な選択肢を見つけるためのヒントを提供します。

 

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ファミリーオフィスとは?富裕層の資産を包括的に守り抜く選択肢

ファミリーオフィスとは、富裕層とその家族の資産を、次世代にわたって総合的かつ永続的に管理・保全していくための専門組織です。単なる資産運用に留まらず、税務、法務、相続、事業承継、さらには家族のライフスタイル支援まで、多岐にわたるサービスをオーダーメイドで提供します。まるで家族専属の「執事」や「司令塔」のような役割を担うイメージです。

欧米で広がるファミリーオフィスの概念と役割

ファミリーオフィスは、欧米の歴史ある富豪の間で発展してきた概念です。ロックフェラー家やフォード家など、代々続く名家が莫大な資産を効率的に管理し、家族の繁栄を維持するために設立したのが始まりと言われています。

その役割は、単に資産を増やすことだけではありません。資産の「保全」、家族の「結束」、そして次世代への「継承」という三つの柱を中心に、家族全体のウェルビーイングを高めることを目指します。

シングルファミリーオフィス(SFO)とマルチファミリーオフィス(MFO)の違い

ファミリーオフィスには、主に二つの形態があります。

  • シングルファミリーオフィス(SFO): 特定の一つの富裕層ファミリーのために設立される独立した組織です。家族のニーズに完全に合わせたオーダーメイドのサービスが提供され、高度なプライバシーと機密性が保たれます。多額の初期費用とランニングコストがかかるため、超富裕層向けの選択肢と言えます。
  • マルチファミリーオフィス(MFO): 複数の富裕層ファミリーにサービスを提供する組織です。SFOに比べてコストを抑えられるメリットがありますが、サービスのカスタマイズ性やプライバシーの面ではSFOに劣る場合があります。

ファミリーオフィスが提供する多岐にわたるサービス内容

ファミリーオフィスが提供するサービスは多岐にわたりますが、代表的なものをいくつかご紹介します。

資産運用戦略の策定と実行支援

国内外の金融市場を分析し、ご家族の目標やリスク許容度に応じた最適なポートフォリオを構築します。不動産投資、プライベートエクイティ、ヘッジファンドなど、多様なアセットクラスへのアクセスを支援します。

税務・会計コンプライアンスと最適化

複雑な税制に対応し、適正な税務申告はもちろんのこと、合法的な節税対策を積極的に提案・実行します。海外資産をお持ちの場合には、国際税務に関する専門的なサポートも行います

相続・事業承継計画の立案と実行

円滑な相続、事業承継を実現するため、遺言書の作成支援、生前贈与の計画、信託の活用など、総合的な計画を立案し、実行をサポートします。家族間のコミュニケーションを円滑にするためのファシリテーションも重要な役割です。

法務・リスク管理、セキュリティ対策

契約書のレビュー、訴訟リスクの評価、資産の保全に関する法的アドバイスを提供します。また、情報漏洩対策や身辺警護など、ご家族の安全と資産を守るためのセキュリティ対策も支援します。

慈善活動(フィランソロピー)の支援

ご家族の社会貢献の意向に基づき、財団設立の支援や寄付先の選定、活動報告書の作成など、慈善活動をサポートします。

次世代教育と家族間のコミュニケーション促進

次世代の資産管理能力を高めるための教育プログラムを提供したり、家族会議の運営支援を通じて、家族間の絆を深め、資産に関する共通認識を醸成するお手伝いをします。

ファミリーオフィスを設置するメリット・デメリット

メリット:

  • 包括的な資産管理と専門家ネットワークの活用: 複数の専門家(税理士、弁護士、金融機関など)を一元的に管理し、ご家族のニーズに合わせた最適なソリューションを提供します。
  • 長期的な資産保全と成長: 目先の利益だけでなく、数十年先を見据えた戦略的な資産管理が可能です。
  • プライバシーの保護: 家族の資産情報や個人情報が外部に漏れるリスクを最小限に抑えます。
  • 相続・事業承継の円滑化: 家族間の争いを防ぎ、スムーズな資産の移転をサポートします。
  • 本業や趣味への集中: 資産管理にかかる時間や労力を大幅に削減し、ご自身の時間を有効活用できます。

デメリット:

  • 高額な費用: 設立費用やランニングコストが非常に高額になります。SFOの運営コストは人件費・外部委託費・システム費などを含めて年間数千万円〜数億円程度になるケースが一般的です。
  • 設立・運営の手間: 専門家チームの組成や組織運営に手間がかかります。
  • 適切な人材の確保: 高度な専門性と信頼性を持つ人材を見つけることが重要です。

資産管理会社とは?税務メリットを追求する法人活用の極意

資産管理会社とは、個人が所有する不動産や有価証券などの資産を管理・運用するために設立する法人のことです。主な目的は、税金対策(節税)であり、合法的に税負担を軽減しながら資産を効率的に運用することにあります。

資産管理会社の基本的な定義と目的

資産管理会社は、ご自身の資産を個人名義ではなく、法人名義で所有・運用することで、個人にかかる税金(所得税、住民税、相続税など)を最適化することを目的とします。多くの場合、合同会社や株式会社として設立されます。

資産管理会社設立で得られる具体的な税務メリット

資産管理会社を設立することで、以下のような税務メリットが期待できます。

所得税・住民税の節税効果

個人の所得税は累進課税制度が適用されるため、所得が増えるほど税率が高くなります。最高税率は所得税と住民税を合わせると約55%にも上ります。一方、法人の法人税率は個人の所得税率よりも低い水準にあります(中小企業の場合、年間所得800万円以下の部分で約15%、800万円超の部分で約23.2%)。

例えば、不動産賃料収入や株式の配当金などを法人で受け取ることで、個人にかかる高い税率を避け、低い法人税率を適用できます。

相続税・贈与税の節税対策

資産管理会社の株式を贈与することで、贈与税評価額を抑えながら次世代へ資産を移転できる可能性があります。また、相続時にも、会社が保有する不動産などの評価額を圧縮できる場合があります。

 

損益通算による節税効果

資産管理会社で事業を行う場合、赤字が発生してもその損失を翌期以降に繰り越すことができます。これにより、将来の黒字と相殺して法人税を軽減することが可能です。個人の場合、損益通算できる範囲が限られているため、これは大きなメリットと言えます。

消費税還付によるメリット

不動産投資など、消費税の課税対象となる事業を行う場合、初期の物件取得時や大規模修繕時に支払った消費税を還付申請できる場合があります。特に、大規模な不動産投資を行う際には、この消費税還付が大きなキャッシュフロー改善につながります。

資産管理会社のデメリットと注意点

デメリット:

  • 設立・維持コスト: 設立費用(登記費用など)に加え、法人としての税務申告や会計処理にかかる費用(税理士報酬など)が発生します。
  • 事務手続きの増加: 法人としての帳簿作成、役員報酬の決定、社会保険の手続きなど、個人事業主よりも事務的な手間が増えます。
  • 税務上の注意点: 役員報酬の設定方法や配当の出し方によっては、かえって税負担が増える可能性もあります。安易な設立は危険です。
  • 出口戦略の検討: 将来的に会社を畳む場合や資産を売却する場合の税務(清算所得課税など)も考慮する必要があります。

資産管理会社設立後のランニングコスト

資産管理会社設立後には、以下のようなランニングコストが発生します。

  • 税理士顧問料: 月々の記帳代行、決算申告、税務相談など。
  • 法人住民税の均等割: 赤字でも毎年最低7万円程度の支払いが発生します。
  • 社会保険料: 役員報酬を支払う場合、社会保険への加入義務が生じます。
  • 登記費用: 役員変更など、登記内容に変更があった際に発生します。

これらのコストと税務メリットを比較検討し、ご自身の資産規模や収入状況に合わせた適切な判断が必要です。

 

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ファミリーオフィスと資産管理会社、決定的な「違い」とは?

ここまで、ファミリーオフィスと資産管理会社の概要について解説しました。では、この二つのサービスにはどのような決定的な違いがあるのでしょうか?それぞれの特徴を比較しながら、その違いを浮き彫りにします。

目的と提供サービスの「範囲」の違いを比較

項目 ファミリーオフィス 資産管理会社
主な目的 家族の資産を「総合的」「永続的」に保全・承継 資産運用における「税金対策」「節税」
サービス範囲 税務、法務、金融、不動産、相続、事業承継、家族のライフスタイル支援、次世代教育、慈善活動など、あらゆる側面をカバーするオーダーメイドのサービス 主に税務・会計処理、資産運用の一部サポートなど、税務メリットを追求した限定的なサービス
組織形態 通常、専門家チームを抱える独立した組織(SFO)や、複数の家族をサポートする専門会社(MFO) 通常、合同会社や株式会社として設立される法人

対象となる資産規模と層の比較

項目 ファミリーオフィス 資産管理会社
対象資産規模 数十億円〜数百億円以上の超富裕層向け 数千万円〜数億円以上の資産を持つ富裕層向け
対象層 複雑な資産構成、複数の事業、国際的な資産を持つ富裕層、次世代への円滑な承継を強く望む層 主に不動産や有価証券からの収入がある方、節税を目的とする方

設立・運用の「費用」と「手間」の違い

項目 ファミリーオフィス 資産管理会社
設立費用 数千万円以上(SFOの場合) 数十万円程度(登録免許税など)
ランニングコスト 年間数千万円〜数億円(SFOの場合) 年間数十万円〜数百万円(税理士報酬、均等割など)
運用にかかる手間 専門家チームがすべて管理するため、家族の手間は最小限 税理士等に依頼するものの、法人としての事務処理は発生

税務上の「効果」と「目的」の違い

ファミリーオフィスは、包括的な資産管理の一環として税務戦略を立てますが、税金対策「だけ」を目的とするわけではありません。あくまで家族の資産全体を守り、長期的な繁栄を目的とした中での最適化です。

一方、資産管理会社は、税金対策と節税がその設立の最大の目的です。特に、所得税・相続税・贈与税の負担軽減に焦点を当てた仕組みとなっています。

 

税理士法人ネイチャーがサポートする資産防衛戦略

「ファミリーオフィス」や「資産管理会社」の設立・活用は、非常に専門的な知識と経験を要します。誤った判断は、かえって税負担を増やしたり、将来のトラブルの原因となったりする可能性もあります。

私たちは、長年にわたり富裕層のお客様の資産に関する様々なお悩みを解決してきました。税務・会計の専門家として、お客様一人ひとりの状況に合わせた最適な資産防衛戦略を提案し、実行までを徹底的にサポートします。

なぜネイチャーが選ばれるのか?私たちの強みと実績

  • 豊富な実務経験と実績: 数多くの富裕層、経営者の皆様の税務、資産運用、相続、国際税務に関する課題を解決してきました。
  • 包括的な専門知識: 税務だけでなく、法務、金融、不動産など、各分野の専門家との連携により、多角的な視点からサポートを提供します。
  • オーダーメイドの提案: お客様の資産規模、家族構成、目標、リスク許容度などを徹底的にヒアリングし、画一的なソリューションではなく、お客様にとって最適なオーダーメイドの戦略を立案します。
  • 国際税務への深い知見: 海外資産をお持ちの方や、国際的な取引がある方に対しても、複雑な国際税務に精通した専門家が対応します。

ファミリーオフィス設立・運用支援

ファミリーオフィスの設立を検討されている超富裕層のお客様に対しては、以下のサポートを提供します。

実務経験に基づく具体的なアドバイス

ファミリーオフィスの設立目的の明確化から、組織設計、専門家チームの選定、運用体制の構築まで、実務経験に基づいた具体的なアドバイスを行います。「こういうケースでは、〇〇のような落とし穴があるので注意が必要です」といった、机上の空論ではない、実践的な視点でのご提案が可能です。

国際税務まで見据えた包括的なサポート

海外資産の管理や、国際的な事業展開をされているお客様に対しては、クロスボーダーでの税務問題を未然に防ぎ、最適化するための包括的なサポートを提供します。

資産管理会社設立・活用支援

資産管理会社の設立・活用をご検討のお客様に対しては、以下のサポートを提供します。

最適な法人形態の提案と設立サポート

お客様の資産の種類、収益状況、将来のビジョンなどを考慮し、株式会社、合同会社など、最適な法人形態をご提案します。設立に必要な書類作成から登記手続きまで、すべてをサポートします。

設立後の継続的な税務顧問

設立後の税務申告はもちろんのこと、役員報酬の最適化、配当政策、法人税・所得税の節税対策など、継続的な税務顧問として、お客様の資産が最大化されるようサポートし続けます。「今期は利益が出そうなので、このような対策を取りませんか?」といった、先回りしたご提案も積極的に行います。

 

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失敗しないための「ファミリーオフィス」と「資産管理会社」選びのポイント

ファミリーオフィスや資産管理会社は、あなたの資産を守り、増やす強力なツールとなり得ます。しかし、その選択と運用には、いくつかの重要なポイントがあります。

信頼できる専門家を見極める視点

最も重要なのは、「本当に信頼できる専門家」を見つけることです。以下のような点に注目して選ぶことをお勧めします。

  • 専門性と実績: 税務、法務、金融など、広範囲な知識と豊富な実績があるか。特に、あなたの資産状況(例えば不動産が多い、国際資産があるなど)に特化した知見があるか。
  • コミュニケーション能力: 専門用語を使わず、分かりやすい言葉で丁寧に説明してくれるか。あなたの疑問や不安に真摯に耳を傾けてくれるか。
  • 相性: 長期的な付き合いになるため、人としての相性も非常に重要です。
  • E-E-A-T(経験、専門知識、権威性、信頼性): その専門家や組織が、その分野で確かな経験、専門知識を持ち、業界内での権威があり、信頼できる情報を提供しているか。税理士法人ネイチャーは、これらの要素を兼ね備えています。

事前のシミュレーションと情報収集の重要性

設立を決定する前に、必ず詳細なシミュレーションを行いましょう。税務メリットとコスト、そして手間を総合的に比較検討し、本当に自分にとってメリットがあるのかどうかを見極めることが大切です。また、インターネット上の情報だけでなく、専門家からの直接的な情報収集も欠かせません。

定期的な見直しと柔軟な対応の必要性

税制や経済状況は常に変化します。一度設立すれば終わりではなく、定期的に専門家と相談しながら、最適な状態を維持しているか見直しを行うことが重要です。状況の変化に応じて、柔軟に戦略を調整していく姿勢も求められます。

 

まとめ:あなたの未来の資産を守るために今できること

ファミリーオフィスと資産管理会社は、どちらも富裕層の皆様の資産を守り、未来へとつなぐための強力なツールです。

  • ファミリーオフィスは、超富裕層の複雑な資産を包括的に管理し、家族の繁栄と次世代への円滑な承継を目的とした、まさに「家族専属の司令塔」のような存在です。
  • 資産管理会社は、主に不動産や有価証券からの収入がある富裕層が、合法的に税金負担を軽減するための「節税対策の要」として活用されます。

どちらの選択肢も、あなたの資産を守る上で非常に有効ですが、その「違い」を理解し、ご自身の資産規模、目的、そしてライフプランに合った最適な選択をすることが何よりも重要です。

私たちは、お客様が抱える潜在的な悩みや不安に寄り添い、それぞれの状況に応じた最適な解決策を提案することを使命としています。大切な資産を未来へつなぐために、今、何をすべきか。その答えを一緒に見つけましょう。

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